ヤマト醤油味噌　山本晋平（取締役工場長）は「糀甘酒」の研究論文で工学博士号を取得した日本初の「あまざけ博士」です。酒粕甘酒がメジャーな現代ですが、糀甘酒のより長い歴史を明らかに。糀甘酒は抗酸化能が酒粕甘酒より高く、特に玄米甘酒が優れていることを証明し、先人たちが親しみと愛情を込めて作ってきた甘酒が健康に寄与する可能性を示しました。

酒蔵さんの甘酒とヤマトの甘酒の違いは、糀菌の違いから生まれます。酒蔵さんの糀は玄米を発酵させるのは得意ではありませんが、ヤマトの糀はでんぷん質、タンパク質、脂質まで分解できる味噌蔵の糀だから、玄米をしっかりと発酵させます。
ヤマトの糀が玄米のタンパク質を分解して、必須アミノ酸やペプチドなどをつくるのです。

ヤマトではより自然な食品を無理なく摂って頂きたい、と考え「手軽に飲める玄米」として2005年に「玄米甘酒」をつくりました。糀のチカラで玄米を発酵させるから、栄養価が高まり消化吸収にも優れているのです。糀（麹）は、酵素を多量に生み出せる世界でも稀な有用菌で、1300年以上日本人の生活と共にある「国菌」です。発酵食品は、この糀の「酵素」を上手に活かす先人たちの知恵。和食文化の素晴らしい点を、日々のお食事に活かして頂けたらと願い作っています。