結婚内祝いは郵送でもいい?知っておきたい予算や品物の選び方
今回は、「結婚内祝い(結婚祝いのお返し)」について押さえておきたい基礎知識をご紹介していきます。結婚内祝いを贈る時期や贈り方、金額やお品物の選び方まで、くわしく解説していきますので、ぜひご一読くださいね。
もくじ
1.結婚内祝い(結婚祝いのお返し)とは?
1-1.結婚内祝いを贈る時期は挙式後1ヶ月以内が目安
1-2.結婚式をしない場合でも必要?
1-3.結婚内祝いの贈り方|直接が望ましいが郵送でも可
2.結婚内祝いの選び方
2-1.予算は「半返し」が一般的な目安
2-2.結婚内祝いで好ましいお品
2-3.包装・名入れのマナー
3.結婚内祝いにおすすめのギフト
3-1.【日用の消耗品】上質なタオルのギフト
3-2.【職場向けなら小分けが便利】美味しいお菓子の詰め合わせ
3-3.【お酒を好む相手には】おしゃれな日本酒やワインセット
3-4.【甘い物をお好きでない方にも】健康を気遣う食品の詰め合わせ
4. まとめ
1.結婚内祝い(結婚祝いのお返し)とは?
結婚内祝い(結婚祝いのお返し)は、結婚祝いをいただいた方のうち、披露宴にご招待ができなかったりご出席できず引き出物を渡せなかった方に贈るのが一般的です。
披露宴に招待した方に関しては、引き出物がお祝いのお返しにあたるとされます。
お祝いへのお返しですので、お返しをせずにマナー違反とならないように気を付ける必要があります。
1-1.結婚内祝いを贈る時期は挙式後1ヶ月以内が目安
結婚内祝いは、挙式後1ヶ月以内に贈るのが一般的です。
ご親類や職場の方からは、挙式のおよそ2ヶ月前から1週間前までに結婚祝いをいただくことが多いです。
結婚祝いをいただいた際は、何よりもまずお礼の連絡を入れましょう。
一報入れることで感謝の気持ちを伝えるとともに、お祝いの品物が問題なく届いた事をお知らせできます。
より丁寧に気持ちを伝えたい場合は、お礼状として手紙やはがきを送るのもいいですね。
結婚祝いを挙式前にいただいた際は、挙式後1ヶ月に内祝いを贈ります。
しかし先方への結婚の報告が遅れたなど、挙式後しばらく経ってから結婚祝いをいただくこともありますよね。
そういった場合は、お祝いをいただいてからなるべく早い時期(できれば1ヶ月以内)にお返しするようにしましょう。
1-2.結婚式をしない場合でも必要?
最近では入籍だけして、結婚式・披露宴を行わないご夫婦も多いですよね。コロナ以降は大人数が集まる事自体を控えたり、身内だけ招いて小規模に行うパターンもあるでしょう。
もし結婚式を行わない・ご招待しない場合であっても、ご祝儀やお祝いの品物をいただいた方には、お返しとして内祝いを贈るのがマナーとされています。
挙式をしない場合でも、お祝いをいただいた1ヶ月以内を目安に贈るようにしましょう。
1-3.結婚内祝いの贈り方|直接が望ましいが郵送でも可
結婚内祝いは、先方に訪問して直接お渡しするのがより好ましいとされます。
ご自宅にお届けするときのマナーは、手土産の渡し方と共通していますので、こちらの記事も参考してみてくださいね。
大事な場面でも落ち着いて対応できる|手土産の選び方とお渡しする際に気をつけたいマナーのポイント>>
しかし遠方の場合や、忙しくてどうしても都合がつけられない場合などもありますので、郵送で贈っても特に失礼にはあたりません。
結婚内祝いを郵送する場合は、先方に電話などであらかじめ在宅の予定を確認してから、その日時を指定して贈るのをおすすめします。
また郵送のお品には、挨拶状やメッセージカードを添えると、より丁寧な印象となりますよ。
2.結婚内祝いの選び方
ここまでは、そもそも結婚祝いのお返しとして、内祝いをいつ贈ればよいのか?結婚内祝いのお品として、具体的に何が適切なのか結婚内祝いの予算・選び方について、ご紹介していきますよ。
2-1.予算は「半返し」が一般的な目安
結婚内祝いのご予算としては、「半返し=いただいたお品物の半額程度の金額」が、一つの目安とされます。
たとえば友人・同僚といった間柄から「1万円程度の結婚祝い」をいただいた場合は、「5,000円を内祝い選びの目安にする」のが適切です。
ただし目上の方や身内・親戚の方に、数万円を超えるような高額なお祝いをいただいた際は、半返しにこだわる必要はないとされます。
特に身内・親戚からのお祝いについては、新婚生活への経済的互助の意味も含んで多めにお包みされる場合が多いようです。
そのため、お返しについても「3分の1程度」の内祝いを贈るとともに、お礼状を添えるなどより気持ちを込めてお礼をお伝えするのが良いでしょう。
また職場の方一同から連名でいただいた場合は、一人一人にお返しするのも大変ですよね。
個別包装のお菓子の詰め合わせなど、小分けできるものを一度に贈るのがおすすめです。
2-2.結婚内祝いで好ましいお品
結婚内祝いに好ましいお品物としては、お菓子やブランドタオル、ワインセットなど、頂いて嬉しい上質な食べ物・日用品を贈るのが定番です。
お品物を選ぶ際は、一般的な贈り物と同じように、先方の好みや家族構成に合わせて選びましょう。
例えば、お酒を嗜む方には日本酒、ワインなど、お子様がいらっしゃるご家庭には自然派のお菓子などもいいですね。
反対に、結婚内祝いで避けたほうがいいお品物としては、「縁起の悪いもの」がまず挙げられます。
包丁やハサミなど「切れるもの」は「縁を断ち切る」ことを連想させるので、避けた方がいいとされます。
また櫛(くし)などは「苦」「死」を連想させて縁起が悪いものとされています。同じ理由で、4つ、9つ入りのお品物についても避けられることが多いようです。
またお品物のセット個数に関しては、できれば「割り切れる」数字である偶数は避けるべきとも言われます。
ただしペアの意味合いが強い2つセットの物、末広がりで縁起の良い数字である8つの物については、問題ないそうですよ。
また贈り物全般でいえますが、目上の方へ肌着や現金を贈ることは、「施しを与えている」印象をもたれる可能性があり、マナー違反とされます。
特に現金や金券については、金額がはっきりとわかってしまうこともありすこし生々しい印象を与えます。
先方の好みが分からなくてお品物選びに迷うようでしたら、カタログギフトが重宝されています。
2-3.包装・名入れのマナー
結婚内祝いを贈る際の「のし」は、「紅白・金銀の結び切りの水引」を用います。
のしのマナーは、繰り返して良いものは蝶結び、一回限りが良いものは結び切りと覚えておくと良いですよ。水引の本数は10本の物を選ぶようにしましょう。
もしわかりにくい場合は、『御礼のお品につける「のし」は?内のしと外のしとは?のしのマナー』にまとめましたので、合わせてご覧ください。
のしの表書きには、「内祝」または「寿」と記載するのが一般的ですよ。
水引の真下にあたる箇所には、「結婚後の新姓のみ」か「新姓の下に二人の名前」を並べて書き入れます。
最近では結婚後にも旧姓を名乗る方も増えつつありますが、のしの名入れに関しては新しい姓の方を記載するのが無難でしょう。
郵送で贈る場合などに、「誰のことか分かるように旧姓も記載したい」のであれば、添え状に旧姓を追記するなどして対応するのも一案です。
3.結婚内祝いにおすすめのギフト
結婚内祝いのお品物は、縁起の悪いものを避けたうえで、先方の好みや家族構成に合わせて上質な食品や日用品を選ぶのがいいでしょう。
具体的におすすめのお品物について、いくつかピックアップしていきますので、内祝いを選ぶ際の参考になれば幸いです。
3-1.【日用の消耗品】上質なタオルのギフト
内祝いのお品物については、お皿のような好みが分かれる上に後に残るものよりも、消耗品を選ぶのが良いでしょう。
日用品の中でも、タオルは何枚あっても困らないもの。
中でも肌触りの良い上質な素材や、オーガニックの素材、ブランドもののタオルであれば、贈り物としても喜ばれることでしょう。
ちなみに同じ手を拭くものでも「ハンカチ」は「手切れ=別れ」を連想させることから、贈り物にはあまり適さないとされます。
ハンドタオルよりも、フェイスタオルやバスタオルを選ぶ方が安心できます。
3-2.【職場向けなら小分けが便利】美味しいお菓子の詰め合わせ
美味しいお菓子の詰め合わせは、甘党の方やお子様のいるご家庭への贈り物として、とても人気があります。
先方は和菓子と洋菓子ではどちらがお好みか、またアレルギーの有無についてもそれとなく確認した上で、お品物を贈るようにすると良さそうです。
また職場の方などに連名で結婚祝いをいただいた場合には、個別包装されたお菓子の詰め合わせなら、一度に贈れますし、受け取る側にも負担になりませんね。
職場の休憩室などに置いておく形式をとる場合は、クッキーやマドレーヌなど、比較的賞味期限の長い焼き菓子を選ぶのがおすすめです。
3-3.【お酒を好む相手には】おしゃれな日本酒やワインセット
お酒がお好きな方への贈り物には、おしゃれな日本酒やワインセットを選ぶのもいいでしょう。
日本全国には若手の醸造家が手掛けた日本酒やワインがあります。新生活を送る土地に由来した贈り物を選ぶのもいかがでしょうか。
産地やブランドが同じ赤・白ワインをペアにしたものや、グラスがセットになったものは、見た目にも華やかでおすすめです。
日本酒についても、若手の蔵人の感覚で、お洒落な瓶や箱に入れられたものが出てきています。
お酒を選ぶ際は、パッケージに凝ったものを選ぶのもいいかもしれません。
3-4.【甘い物をお好きでない方にも】健康を気遣う食品の詰め合わせ
差し上げる相手が甘いものやお酒を好まない場合もありますよね。
そんなときは、相手の健康を気遣う食品の詰め合わせはいかがでしょうか。
例えば、お湯を注ぐだけで召し上がれるお味噌汁の詰め合わせ。
添加物の入っていないスープの詰め合わせや、オーガニックや国産の上質な素材を使った飲料も喜ばれますよ。
ヤマト醤油味噌の「フリーズドライ贅沢みそ汁」の詰め合わせなら、黒い化粧箱入りで贈り物にもぴったりです。
なす・ほうれん草・豚汁の3種類があり、化学調味料不使用で鰹節・昆布のお出汁と、ヤマト味噌が優しく香ります。
一人暮らしや普段仕事でお忙しくされている方にも喜んでいただけることでしょう。
また、こちらの玄米甘酒(ノンアルコール)は、お酒を召し上がらない方に向けてもおすすめできます。
金沢ヤマト醤油味噌で内祝いに選ばれているお品をこちらのページにまとめました。
発酵食文化を通じて、健康で豊かな食生活の実現を目指して丁寧にお品をつくっています。当店の品物がささやかながらお役に立てれば幸いです^^
4.まとめ
結婚内祝い(結婚祝いのお返し)は、結婚祝いをいただいた方の中で、披露宴に招待や出席ができなかった方に贈ります。
一般的に、結婚祝いは挙式前にいただくことが多いので、内祝いは挙式後1ヶ月以内には贈るようにしましょう。
結婚内祝いの予算は「半返し」が一つの目安ですが、目上の方や身内・親戚から多めにお包みいただいた場合、3分の1程度の金額を目安にします。
結婚内祝いののし掛けには「紅白・金銀の結び切りの水引」を用います。
表書きには「内祝」または「寿」と記載し、新姓を記載するようにしましょう。
結婚内祝いのお品物は、縁起や語呂の悪いものを避けたうえで、先方のお好みや家族構成に合わせて選びましょう。
お菓子やブランドタオル、日本酒やワインセットなどの、美味しい食べ物や上質な消耗品を贈るのが定番です。
甘いものがお好きでないなら、健康を気遣うギフトもおすすめです。
ヤマト醤油味噌でも、玄米甘酒やフリーズドライみそ汁といったおすすめのギフトセットについてご提案していますよ。
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全国に送料無料・送料込みで発送できるギフトをこちらのページにまとめました。
ささやかながら、結婚内祝い選びのお役に立てれば幸いです^^
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SHOP MANAGER
店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。
修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。
以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。
その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。
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