【目次】
1.どんな食事をしたらいいの?と迷いませんか
2.私たちは、私たちが食べるもので出来ている
3.一汁一菜に一糀とは?
4.一汁一菜に一糀の理想のバランスとは?
5.一汁一菜に一糀を活かして軌道修正
6.ご飯派よりパン派な方のための飲む糀
7.まとめ
1. どんな食事をしたらいいの?と迷いませんか
「今週は外食が多かったな」とか「最近野菜不足だな」と感じることはあっても、どんな食事をしたらいいのか?明確なイメージはありますか。
ライフスタイルが欧米化して、朝はパンと卵と牛乳、お昼も晩もお肉がメインのご馳走ばかりの食生活も多いのが現代日本。
かくいう筆者の私も、一人暮らしをしたときには、ずいぶん不摂生な生活を送っていました。
現代日本において、栄養は偏りがちで、過剰な食事による肥満や生活習慣病が大きな問題となっています。また、世の中には健康や美容に関する情報があふれ、日々の暮らしの中で何を基準に、何を食べたらよいのか、確信をつかむのは難しいのではないでしょうか。
今回は、食事の理想のバランスとは?というテーマでお届けします。日々の健康づくりや美容のためにお役に立てれば幸いです。
2. 私たちは、私たちが食べるもので出来ている
まず、食事には、基本となる日常食と、外食やイベントなどの豪華な食事の2種類があります。非日常を「ハレ」と言い、日常を「ケ」と言います。「晴れ着」という言葉を聞いたことはありませんか?特別なお祝いをハレの日と表現し、古来はお酒を酌み交わしたり、年末年始であればお餅やお節料理を楽しんだりします。特別な婚礼料理、お祭りの料理など、それぞれのハレの日にはご馳走がつきものでした。
現代の食生活の課題は、毎日の食事がハレの日のご馳走のようになり、基本を支えるべきケの食事がなくなりつつあることです。
私たちは、私たちが食べるもので出来ています。
私たちの健康は日常食が作るもの、ということを前提に考えると、次に思い浮かぶ疑問は、「何を日常食に食べたらよいのか?」
その答えは、日本人が何世代にもわたって食べてきた食生活にあります。
3. 一汁一菜に一糀とは?
まず、「一汁一菜」とは、白米や玄米を主食に、実沢山のお味噌汁と、
季節の食材を使ったお菜(おかず)を一品とお漬物という伝統的な和食のことです。
日本人が何百年も続けてきたこの食事スタイルは、一見シンプルで、悪く言えば質素かもしれません。
しかし、日本人が世界一の健康長寿でいられたのは間違い無く、これが根底にあったからと言えるでしょう。
炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスが良く、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富、さらに、発酵食品や調味料のおかげで、活きた酵素や菌体をたくさん摂ることができます。
一汁一菜のお菜を、味噌や塩糀、甘酒等の糀を使った発酵調味料で味付けすることで、
活きた「酵素」や菌体そのものを意識的に増やすことができるのです。
私たちはそれを「一汁一菜に一糀」と名付けました。
ご夫婦、パートナー同士で仕事を抱えている中で、
一日の予定を終えてから帰宅して、
毎日一汁三菜を作るのは無理があるでしょう。
でも、一汁一菜で、具沢山のおみそ汁に、一品のおかずをつくる、
ということであれば手が届くと思いませんか?
おみそ汁も、野菜を中心にたっぷりの具材でつくることで、おかずのような役割に。
和食の伝統をベースに、基本の体をつくる日常食が「一汁一菜に一糀」です。
4. 一汁一菜に一糀の理想のバランスとは?
では、「一汁一菜に一糀」ではどんな食事をしたらいいのか?
旬の食材を活かして、手に入りやすいものを、手軽に調理したらよいのですが、
食材選びのバランスにはポイントがあります。
理想の食材バランスは、
「穀物5:野菜2:肉・魚1」
なんです。
長年健康について研究を重ねた川島四郎先生から学びました。
この図を見てみてください。
ヒトはもともと雑食性の動物です。動物は、それぞれの食べ物に適した歯を持ち合わせているというのが、川島先生の発想で、この考え方と、伝統的な和食の食材バランスが、不思議なほど一致するんです。
川島先生の提唱するバランスとほぼ同じ割合を提唱しているのが、
寝かせ玄米®を発信する「結わえる」の荻野さん。
※荻野さんは、合計が10になるように、
穀物6:野菜3:1
として提唱されています。
玄米は白米の10倍の食物繊維を含み、各種ビタミンやミネラルもあるため、玄米ご飯は穀物でありながら野菜の性格も持っていて、主食に選ぶだけで野菜の量も増やせて一石二鳥な食材です。
5. 一汁一菜に一糀を活かして軌道修正
日常食を「一汁一菜に一糀」に変えて、からだの健康の基礎を作ることをオススメしたいと思ってこの記事を書きました。筆者自身の経験では、日常食を意識するようになってから、外食を多少楽しんでも大きく調子が崩れたり体重が大きく増減したりすることは無くなりました。食事の基本スタイルを知っていると、そこから外れたときにも軌道修正がカンタンですよね。
例えば、「今週は外食が多かったな」と感じた翌週は、外食を控えて玄米ご飯を主体に。「一汁一菜に一糀」の食生活を送ると、2~3日のうちには体が落ち着くべきポイントに落ち着きます。「最近野菜不足だな」と感じれば、お味噌汁の具材の野菜を増やして、理想の5:2:1の比率に近づけるだけ。基本食の考え方が馴染んでくると、簡単に軌道修正ができるようになってきますよ。
6. ご飯派よりパン派な方のための飲む糀
ちなみに、ここでは玄米ご飯をオススメしていますが、
ちょっと玄米は苦手で・・・
私はパン派でいつもコーヒーだから・・・
そんな方にもオススメなのが、もちもち食感で食べやすい寝かせ玄米®や玄米甘酒。
玄米甘酒は、いわば飲む糀。しっかり甘みがあってクリーミーなので、豆乳や牛乳で割って飲んだりすると、パンの朝食にも相性抜群です。
「一汁一菜に一糀」は和食にだけこだわってパンやうどんなど他の主食を否定するわけではありません。糀を使った発酵食品の良さや、和食の食材バランスの持つ知恵を、それぞれの日常食に活かして頂きたい。
ヤマト醤油味噌では、無理のないスタイルで発酵食品を取り入れられるよう、現代のライフスタイルに合わせた提案をしています。
例えば、瓶を開けて飲むだけの「玄米甘酒」であれば、砂糖の代わりにコーヒーに少量混ぜたり、ヨーグルトにトッピングしても美味です。酵素の活きた糀ソース「にんじんドレッシング」はサラダや白身魚のムニエルのソースとしても。
金沢では糀の活用方法を練習できる「糀部」が開催されていて、これまでエスニック料理やスペイン料理の教室もありました。自由な形で発酵食品を取り入れて楽しんでいただけたらと願い、発酵食品の良さが伝わるような企画を心がけています。
7. まとめ
私たちは、私たちが食べるもので出来ています。
健康づくりは日常の食事から。
「どんな食事をしたらいいか?」
この記事から、明確なイメージはできたでしょうか。
基本となる一汁一菜に、酵素たっぷりの糀の発酵食品を加えたのが「一汁一菜に一糀」。
日常食には「一汁一菜に一糀」がオススメで、食材は「穀物5:野菜2:肉・魚1」を基準にバランスよく選びましょう。
玄米ご飯は、白米にぬか層の栄養価を加えたと考えると、野菜の性格を持ち合わせた主食です。30回以上よく噛んで食べるのがおすすめです。
和食の伝統の知恵を活かした「一汁一菜に一糀」のアイデアが、日々の健康のためにお役に立てたら幸いです。ヤマト醤油味噌では、全国に向けて通販も行っています。もしも気になる発酵食品や商品があれば、ぜひネットショップからご利用ください。
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店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。
修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。
以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。
その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。
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