保存食(非常食)、準備していますか?今回は一般的な保存食の選び方・備蓄方法から、具体的な保存食についてご紹介します。発酵食品ももともとは保存食。保存食の一例として、ヤマト醤油味噌の「フリーズドライ味噌汁」についても取り上げました。
【目次】
1.保存食(非常食)はぜひ準備しておきたいもの
1-1 保存食(非常食)の選び方
1-2 病気に備えた保存食であれば食べやすいものを
1-3 保存食(非常食)はローリングストック法で備蓄
2.保存食(非常食)のオススメ5選
2-1 水
2-2 お米
2-3 缶詰パン
2-4 ビスケットやお菓子
2-5 お味噌汁や野菜ジュースなど
2-6 おかずのレトルト・缶詰
3.ヤマト醤油味噌のフリーズドライ味噌汁は保存食にぴったり
3-1. 熟成された糀味噌でうまみたっぷり
3-2. 保存食はもちろん、普段使いにもオススメ
3-3. ヤマト醤油味噌は「一汁一菜一糀」を提唱
4.まとめ
1. 保存食(非常食)はぜひ準備しておきたいもの
保存食は地震などの災害時や、体調を崩して外出できない際に備えてぜひ準備しておきたいものです。地震が起きた場合、電気・ガス・水道といったライフラインが復旧するには一般的に3日程かかるといわれています。そのため保存食についても最低3日分、できれば1週間分ほど備蓄しておくのが望ましいでしょう。
1-1 保存食(非常食)の選び方
保存食を選ぶ際は、まず保存期限が長ければ長い方がいいというのは当然ですが、他にも大切なポイントは4つあります。
【1.道具を使わずに食べられるか】
保存食と聞いたときに真っ先に挙がるのは「缶詰」ですが、缶詰の中でもプルトップがついているものを選びましょう。缶切りなどの道具を一緒に準備しておけばいいのではとも思われますが、入れ忘れていたり、缶切りをなくしたりしてしまうと、せっかく缶詰があるのに食べられないということになりかねません。
また保存食にはご飯やスープなど、水やお湯を入れて食べるものもありますが、万が一水が確保できなかった場合に備えて開封後そのまま食べられるパンやおかずも準備しておいたほうがいいでしょう。
【2.味が好きかどうか】
やはり食べ物は好きな味が一番。特に停電時や避難所での生活といった非常事態の際は、できるだけストレスなく過ごせるようにしたいものです。いざという時にも無理なく食べられるような、好きな味の食品や雑炊・スープなどの食べやすいものを準備しておくと安心です。
【3.かさばらないか】
非常時に備えての保存食は、普段は邪魔にならず、いざというときに手に取りやすい場所に保管しておくのがいいでしょう。他の防災グッズとまとめて保管し、必要なときにサッと持ち運ぶために、なるべくかさばらないものを選ぶのがオススメです。さらにゴミがあまり出ないパッケージだと後片付けが楽になります。
【4.匂いなど周りの迷惑にならないか】
これはあまり広く周知されていないことなのですが、避難所でラーメンなどの匂いの強い食品を食べていると、他の人とのトラブルに繋がることもあるそうです。非常時で不安やストレスを感じながら空腹を我慢している時に、隣の人がラーメンをおいしそうにすすっていたとしたら…。避難所生活では、匂いの強い食べ物は避けたほうが無難と言えます。
1-2 病気に備えた保存食であれば食べやすいものを
インフルエンザなどで外出できない場合に備えて、フリーズドライ味噌汁やスープ、レトルトおかゆなどの食べやすいものを準備しておきましょう。脱水時に素早く水分補給できる経口補水液やスポーツドリンクについても、備蓄しておくようにしましょう。これらは病気の時だけでなく、避難先の不慣れな環境によるストレスから食欲がでないという時のためにも、あると安心です。
1-3 保存食(非常食)はローリングストック法で備蓄
「ローリングストック法」(循環備蓄)というのは、保存食を普段の生活の中で食べてその都度買い替えるという保管方法です。たとえば1ヶ月のうち1日を「保存食を食べる日」に設定し、保存食の中で賞味期限が近いものを消費し、次回の買い物の際に同じものを買い足します。こうすることで、備蓄している保存食全部の賞味期限が迫ってしまうことを避けることができ、家庭内でも無理のない保存につなげられます。また普段から保存食の味に慣れておくことで、もしものときの食事に感じるストレスを軽減するとも言われます。
2. 保存食(非常食)のオススメ6選
保存食として準備しておくべきものを具体的にピックアップしていきます。
2-1 水
災害時に備えてまず真っ先に用意しておきたいものが「飲み水」です。1日に必要な水の量は成人一人当たり約2.5リットルと言われています。余裕をもって「3リットル×人数×3日分」の量の水は備蓄しておきましょう。
2-2 お米
主食となるお米も、保存食として欠かせないものの一つです。一度炊いたご飯を乾燥させた「アルファ米」は、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。水またはお湯を入れて15~60分程待つだけでふっくらご飯が出来上がります。白米の他に五目ご飯・ドライカレーなどの味付きタイプもたくさんあるので、飽きずにお召し上がりいただけます。
2-3 缶詰パン
保存食のパンといえば「乾パン」のイメージがありますが、最近では缶詰入りのふわふわのパンが保存食として定着しつつあります。食パンのようなプレーン味のものからチョコ、オレンジなど種類も豊富にありますので、ご飯だけだと飽きてしまうといった方は備蓄しておくといいでしょう。賞味期限も3年~5年程度と長期保存できます。
2-4 ビスケットやお菓子
災害時や避難先でも、たまには甘いものを食べてほっとしたいですよね。保存期限の長いビスケットや、食べきりサイズのようかんは腹持ちがよくオススメです。チョコレートを入れたい場合は、糖衣タイプの粒チョコなど、夏場でも溶けにくいものを選ぶと手が汚れることもないので安心です。
またご飯・パンとなどの主食だけでは不足しがちなビタミン・ミネラルを手軽に補給できる、ドライフルーツや干し芋もいいでしょう。食物繊維も豊富に含まれているので、便秘予防にもなります。
2-5 おかずのレトルト・缶詰
主食やカロリー摂取できる食品の次は、おかずも準備しましょう。ハンバーグや肉じゃがなどがアルミパウチされたレトルト防災食は、長期保存可能な上にゴミが少なくて済むので便利です。他にもサバ缶やひじき・きんぴらごぼうなどの缶詰は、スーパーでも手軽に買えるのでオススメです。賞味期限が近づいてきても普段の食事として消費しやすいので、少し多めに備蓄しておいてもいいでしょう。
付属の発熱材で具材を温めて食べられるカレーライスやハヤシライスなども発売しているので、食べごたえのある食事をしたい方にオススメです。
2-6 お味噌汁や野菜ジュースなど
保存食のみの食生活では、ご飯や缶詰などが中心となってしまいます。具材たっぷりのフリーズドライ味噌汁や野菜ジュースなどを上手く使って、意識的に野菜をとるようにすると非常時の健康維持に役立ちます。また保存食は味気ないものも多いですが、そんな中で温かいお味噌汁を飲めば、少しでも気分を落ち着けることができますね。
3. ヤマト醤油味噌のフリーズドライ味噌汁は保存食にぴったり
ヤマト醤油味噌では、なす・ほうれん草・豚汁(とん汁)の3種類の「フリーズドライぜいたく味噌汁」を提供しています。鰹と昆布の合わせ出汁とヤマト味噌の豊かな風味で、ほっと一息付ける味わいです。
3-1 独自の木桶(杉桶)で熟成した「糀味噌」だから香りが良い
ヤマト味噌は、大豆と米糀を原材料に使う「糀味噌」。味噌はじっくりと寝かせるうちに旨みも香りも増しますが、香りを生み出すのは酵母菌たち。現代の製法の多くは酵母菌を添加して短期間で醸造しますが、ヤマト味噌は外から添加することをせず、80年以上受け継がれた木製の桶(杉桶)や蔵に代々住む酵母菌たちの働きをそのままに活かし、さらに6ヶ月から1年間も寝かせることによって、良い香りのする味噌を熟成しています。
ヤマトのフリーズドライぜいたく味噌汁であれば、糀味噌を手軽に取り入れることができます。お味噌汁の具材もしっかり入っており、なすや油揚げがジューシーです。とん汁には加賀野菜の五郎島金時(さつまいも)を使用し、金沢の土地の味わいを活かしています(余談ですが、金沢の豚汁はさつまいも入りが定番で、「めった汁」と呼ばれています)。
賞味期限は製造から12ヶ月です。毎日の食卓でも普段使いできますので、備蓄用に準備したとしても持て余すことはないと思います。
3-2 保存食はもちろん、普段使いにもオススメ
ヤマトのフリーズドライぜいたく味噌汁は、いざというときの保存食として備蓄するだけでなく、毎日の食卓にぜひ取り入れていただきたい一品です。朝食にお味噌汁を飲むと、体が温まり、活動する力が湧いてくるもの。朝にお味噌汁を作る時間が無い時でも、フリーズドライのお味噌汁ならお湯を注ぐだけで作れます。
また職場のお弁当や、登山などアウトドアを楽しむときに持っていくのもいいでしょう。温かいお味噌汁があれば、お昼の休憩がより一息つけるものとなりますね。フリーズドライであれば軽くて持ち運びも便利ですし、会社のデスクにいくつか置いておいてもいいかもしれませんね。
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3-3 ヤマト醤油味噌は「一汁一菜に一糀」を提唱
ヤマト醤油味噌では「一汁一菜に一糀」という、日常の食事に発酵食品の糀を取り入れるスタイルを提唱しています。具体的には「ごはん」、「具沢山のお味噌汁」に 「発酵食品、糀で味付けした季節のお野菜やお肉かお魚」を一品プラスすることで、日常食として栄養バランスの良い食事ができあがるという提案です。ごはんには、白米ではなく玄米や雑穀など食物繊維たっぷりの主食を選ぶと、栄養バランスが一層良くなります。欧風の脂質たっぷりな食生活が当たり前になった現代からすると、一見質素な食事スタイルにも見えますが、和食をベースにした「一汁一菜に一糀」は脂質や砂糖が少なく、ビタミン・ミネラル・食物繊維・酵素・発酵菌が含まれる、とても栄養バランスが良い健康食なのです。 味噌汁を作るのが手間だったり時間が無かったりというタイミングには、ぜひフリーズドライ味噌汁も活用して、「一汁一菜に一糀」を実践してみてください。
4. まとめ
保存食(非常食)は、地震や病気などいざというときのために各家庭でしっかりと準備したいもの。保存食は常に最低でも3日分、できれば1週間分ほど備蓄しておくことが望まれます。いざ必要な時に賞味期限切れになっていたり、賞味期限の間際になって慌てて食べたりという羽目にならないように、「ローリングストック法」を心がけ、定期的に消費・買い足しするようにしましょう。保存食には「アルファ米」や「缶詰パン」などが定番ですが、気分転換できるようなお菓子や温かいお味噌汁・スープがあると、ストレスも軽減できるかもしれません。
ヤマト醤油味噌でも、なす・ほうれん草・豚汁(とん汁)の3種類の「フリーズドライぜいたく味噌汁」をご提案しています。じっくり熟成した糀味噌を使ったお味噌汁ですので、保存食としてのみならず、毎日「一汁一菜に一糀」の食事スタイルを手間なく実現するためにもオススメです。
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店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。
修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。
以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。
その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。
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