夏野菜、食べていますか?
きゅうりは夏野菜の大定番ですよね。家庭菜園でも作りやすく、とても人気のある野菜のひとつです。旬を迎えると、ご近所の方や知り合いから毎年いただくという方もいらっしゃるのではないでしょうか。きゅうりは1本の苗から沢山採れるので、家庭菜園で作ったり人からいただくと案外10本以上も手元に残って、「どうしよう」なんて思ったことは、ありませんか。
「大好きだけど、バリエーションが無いんだよね」
そんな方に向けて、定番のキュウリ+マヨネーズもいいですが、別の大量消費レシピをご紹介。
そして、マヨネーズや定番の調味料に飽きてきた方は、ヤマトの醤油もろみをお試しになりませんか。醤油もろみとは、醤油を搾る前のもとである【もろみ】を丁寧に裏ごししてボトルに詰めたお品で、液体の醤油に比べて風味が強く、味わいが深いのが特徴。きゅうりを浅漬したり、ディップしたりするのはもちろん、醤油の代わりにドレッシングに混ぜるのもおすすめですよ。
この記事では、醤油もろみときゅうりを使ったおすすめレシピについて、漬物やサラダ、酢の物など各種ご紹介していきます。家庭菜園でたくさん実ったり、ご近所さんから大量にもらったきゅうりを、余すことなく美味しくいただけるレシピを知りたい方は、ぜひご一読ください!
もくじ
1. 作り置きにもぴったり!きゅうりの漬物レシピ
2. 手軽にもう一品!きゅうりのサラダレシピ
3. 夏に食べたい!きゅうりの酢の物レシピ
4. ビールがすすむ!きゅうりのおつまみレシピ
5. 旬のきゅうりをたくさん食べるといいこと
6. まとめ
1. 作り置きにもぴったり!きゅうりの漬物レシピ
【定番のモロキュウ!きゅうりの醤油もろみ漬け】
作り方
表面を塩もみして汚れを落としたきゅうりに、まんべんなく醤油もろみを広げて、5~8時間ほど冷蔵庫で置いて味をしみこませるだけで完成!
ヤマトの醤油もろみを使ったレシピです。醤油もろみは、醤油作りで発酵・熟成を終えた段階の、いわば「醤油のもと」と言えるペースト状の発酵食品です。
醤油は大豆と小麦から麹(こうじ)を作り、食塩水を加えて発酵・熟成させて作られます。長期熟成させたもろみを布で搾ると醤油が完成するのですが、実はこのとき布に残る「搾りかす」の方には、タンパク質や食物繊維、各種の発酵菌などのより多くの栄養源が残っているともいわれるんですよ。醤油もろみは搾る前の状態なので、大豆や小麦由来の食物繊維や、乳酸菌や酵母菌がたくさん含まれていて、発酵菌の数はなんと味噌の100倍とされています。また食物繊維は、乳酸菌や酵母菌のエサとなってくれるので、両方を一緒に摂れる醤油もろみは、「菌を食べる」一汁一菜に一糀のライフスタイルに最も適した発酵食品の一つといえるんですよ。
さらにもろみ本来の風味は醤油よりも芳醇で、とても濃厚な味わいが特徴で、きゅうりなどお野菜によく合います。ちなみにおつまみの定番として「モロキュウ」がありますが、これはもろみ味噌ときゅうりを合わせたネーミングからきているんですよ。もろみの芳醇な旨味は、古くからきゅうりに合うと言われてきたことがよく分かりますね。
2. 手軽にもう一品!きゅうりのサラダレシピ
きゅうりといえばサラダにするのも定番ですが、ここでは手軽に色んな野菜を摂れるサラダのレシピをご紹介しましょう。味付けに醤油もろみを使えば、コクのあるドレッシングが簡単に作れますよ。
【きゅうりと豆腐とわかめの和風サラダ】
材料(2人分)
きゅうり…1本
豆腐…1丁(約150g)
乾燥わかめ…小さじ2
◆和風ドレッシング◆
醤油もろみ…小さじ2
酢…小さじ2
砂糖…小さじ2 ※砂糖ならミネラルの多い洗双糖を。さらには、砂糖の代わりに甘酒をつかって甘み付けするのが一番オススメです♪
白ごま…大さじ2分の1
生姜チューブ…1~2cm
作り方
1.乾燥わかめは水で戻したのち、固く絞っておく
2.豆腐をキッチンペーパーで包み、600Wで1分半加熱し、水気を切っておく
3.きゅうりは輪切りに、わかめは食べやすい大きさに切る
4.ボウルに和風ドレッシングの材料を入れて混ぜ合わせ、きゅうり・わかめ・豆腐を手で崩しながら加えて合えれば完成
さっぱりとした味付けで暑い夏にぴったりのサラダです。タンパク質たっぷりの豆腐が入っているので、お肌にもいいですね。きゅうり・豆腐・わかめはそれぞれよく水気を切って作ると、サラダがあまりビシャビシャにならずに済みますよ。
【ひらひらきゅうりの中華サラダ】
材料(2人分)
きゅうり…1本
白いりごま…小さじ1
◆中華ドレッシング◆
醤油もろみ…小さじ1
砂糖…小さじ4分の1 ※砂糖ならミネラルの多い洗双糖を。さらには、砂糖の代わりに甘酒をつかって甘み付けするのが一番オススメです♪
酢…小さじ1
ごま油…小さじ1
作り方
1.きゅうりはヘタを切り落としたのち、ピーラーで縦に薄くむく。その後、薄い短冊状になったきゅうりを半分に切る。
2.ボウルに中華ドレッシングの材料を入れて混ぜ合わせ、きゅうり・白ごまを加えて合えれば完成。
きゅうりをピーラーで薄くむくことで、よく味がしみ込んだぺろりと食べられる一品に仕上がります。香ばしい風味の醤油もろみは、ごま油と合わせて中華ドレッシングにするのもおすすめですよ。
3. 夏に食べたい!きゅうりの酢の物レシピ
続いては、きゅうり料理の定番でもある酢の物のレシピをご紹介します。お酢に含まれるクエン酸は消化を助けたり、疲れの元となる乳酸を取り除く働きがあるとされ、夏バテ予防にぴったり。あっさりとしたきゅうりの酢の物ならば、食欲のない夏の時期でも食べやすいですよね。
【きゅうりとわかめの酢の物】
材料(2人分)
きゅうり…1本
乾燥わかめ…小さじ2
◆合わせ酢◆
醤油もろみ…小さじ2
砂糖…大さじ2 ※砂糖の代わりに同量の甘酒がオススメです♪
酢…大さじ3
作り方
1.きゅうりを薄切りにする。乾燥わかめは水で戻したのち、固く絞ってから一口大に切っておく
2.ボウルに合わせ酢の材料を入れて混ぜ合わせ、きゅうり・わかめを加えて合えれば完成
定番のきゅうりとわかめの酢の物です。わかめは低カロリーにも関わらず食物繊維やミネラルが豊富なので、夏にぜひとも積極的に摂りたい食材といえますよ。ヘルシーなのでダイエット中の方にも嬉しいですね。
【きゅうりとわかめの酢の物】
材料(2人分)
きゅうり…1本
たこ(ゆでたもの・刺身用)…100g
◆合わせ酢◆
醤油もろみ…小さじ1
砂糖…大さじ1 ※砂糖の代わりに同量の甘酒がオススメです♪
酢…大さじ1と2分の1
作り方
1.きゅうりを薄切りにする。たこは一口大にそぎ切りしておく。
2.ボウルに合わせ酢の材料を入れて混ぜ合わせ、きゅうり・たこを加えて合えれば完成。
きゅうりの酢の物には、たこやいかなどの魚介類もよく合います。たこにはタンパク質がたくさん含まれている他、疲労回復ドリンクでもよく聞くタウリンも含まれています。そんな栄養豊富なたこをきゅうりと一緒に酢の物にすれば、夏バテ予防にもぴったりですね。
4. ビールがすすむ!きゅうりのおつまみレシピ
【簡単おつまみきゅうり】
材料(2人分)
きゅうり…1本
醤油もろみ…小さじ2分の1
白いりごま…お好みで
◆A◆
にんにくチューブ…小さじ2分の1
砂糖…小さじ1 ※砂糖の代わりに同量の甘酒がオススメです♪
ごま油…小さじ1
作り方
1.きゅうりを麺棒でたたき、4cm幅に切る
2.切ったきゅうりに醤油もろみを加え、軽く混ぜ合わせてしばらく味をなじませる
3.ボウルにAの調味料を入れてよく混ぜ合わせ、2のきゅうり・白いりごまを加えて合えれば完成。
にんにくとごま油の風味がお酒によく合う一品。調味料を加えるより先に、きゅうりと醤油もろみをなじませておくのがポイントです。簡単に作れるので、お酒のおつまみとして楽しむ他に、食卓にもう一品欲しいという時にも大活躍します。
【きゅうりたっぷりバンバンジー】
材料(2人分)
きゅうり…2本
塩…適量
鶏むね肉…1枚
◆ゆで汁◆
酒…100ml
生姜(薄切り)…1枚
塩…ひとつまみ
水…200ml
◆タレ◆
生姜(薄切り)…2枚
練りごま(白)…大さじ2
醤油もろみ…大さじ1
酢…大さじ1と2分の1
作り方
1.鍋に鶏肉と「ゆで汁」の材料を入れてふたをし、強火で7~8分間蒸しゆでにする。鶏肉がゆであがったら取り出して粗熱を取っておく。
2.きゅうりは4~5cm長さに切り、縦に薄切りにする。塩少々をふってしんなりするまで少し置き、ペーパータオルで水気を拭き取る。ゆでた鶏肉3分の1枚を5mm幅の斜め切りにする。
3.タレを作る。生姜をみじん切りにしてボウルに入れ、残りの調味料を加えて混ぜ合わせる。
4.お皿にきゅうり・鶏肉を重ねるようにして盛り、タレをかけて完成。
高タンパク低カロリーの鶏むね肉を使ったバンバンジーは、ごまの風味が豊かでお酒のおつまみとしてもおすすめです。余ったゆで鶏肉は清潔な密封容器に入れて冷蔵庫に保存すれば、2~3日ほど持ちます。食べやすいサイズにほぐして、サラダにトッピングするのもいいでしょう。また鶏肉をゆでる手間が面倒と思われた方もいらっしゃるかもしれませんよね。そんな方には、市販のサラダチキンで代用するのをおすすめしますよ。
5. 旬のきゅうりをたくさん食べるといいこと
ここまできゅうりの各種レシピについてご紹介してきましたが、そもそもきゅうりにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。きゅうりは「ほとんど栄養がない」と言われることも多いですよね。ですがそれは「きゅうりはカロリーが低い」という情報が、「栄養がない」という誤解を生んでいるのかもしれません。実際のキュウリは、夏に不足しがちなミネラルを補給できる優秀なお野菜なんですよ。
きゅうりにはカリウムがたくさん含まれています(100g中200mg)。カリウムは体内のナトリウムを排出してくれる作用があるんです。今回紹介したきゅうりレシピでは醤油もろみを多く使っており、塩分の摂りすぎでは?と心配になった方もいらっしゃるかもしれません。醤油もろみは通常の醤油と同じくらいの塩分(16~17%)を含んでいますので、ふだんから塩分を控えておられる方には、塩分が多いと感じられるかもしれません。しかしきゅうりに含まれるカリウムは、ナトリウムを排出するはたらきがあるため、モロキュウは栄養学的にもバランスの良い摂り方なんですよ。
きゅうりを食べると体のむくみ予防になったり、ほてった体を冷やしたりする効能があると言われていますし、紫外線対策に有効と言われるビタミンCも100g中14mgも摂れます。暑い夏には、ぜひ積極的に摂りたい旬の食材です。
ただしどんなに良いものも食べすぎには注意してください。
6. まとめ
ここまで、きゅうりの大量消費をテーマに、醤油もろみときゅうりを使ったお料理レシピを 各種ご紹介してきました。きゅうりは漬物やサラダ、酢の物など、調理法次第で色んな楽しみ方ができる夏の旬野菜。パリパリした食感が良く、さっぱりした味わいは魚介類やお肉との相性もいいので、シンプルにマヨネーズを付ける以外に、幅広くお料理に使えるのが嬉しいポイントですよね。味付けに醤油もろみを使えば、食物繊維や乳酸菌・酵母菌を一度に摂れるので、体にも嬉しい組み合わせ。きゅうりにはカリウムが沢山含まれているので、体のむくみを予防したり、ほてった体を冷やす効能があると言われています。そんな醤油もろみときゅうりの組み合わせは、栄養補給にとてもおすすめの組み合わせといえますね。醤油もろみを活用してきゅうりを沢山摂るようにして、最後までバテ知らずの夏を過ごしたいものです!
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SHOP MANAGER
店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。
修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。
以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。
その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。
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