「玄米甘酒」のメリットやカロリーは?甘酒ダイエットに向いているの?
「玄米や甘酒と言えばなんだか良さそう」なイメージはありますが、具体的にどんな特長があるのでしょうか。
甘酒を愛飲中の当社の社員たちも実践している、とってもオススメな甘酒の活用方法がありますよ!
そもそも玄米甘酒とはどういうもので、なぜ玄米なの?ということから、気になるカロリー、玄米甘酒ダイエットや注意点についてご紹介していきます。
もくじ
1. 玄米甘酒とは
1-1. 原材料が玄米・米糀で作られた甘酒で、食物繊維と必須アミノ酸に特長あり
1-2. 酒粕(さけかす)を使わず米糀でつくる甘酒
2. そもそも玄米の良さって何?
2-1. 玄米の食物繊維は白米の約6倍!各種ビタミンも
2-2. 玄米はどんな味?
2-3. 玄米甘酒が目指していること
3. 玄米甘酒のオススメの飲み方は、食事前に飲む&置き換えダイエットに
3-1. 玄米甘酒は腹持ちがいい&甘酒のカロリー
3-2. ヤマトの玄米甘酒のアレンジレシピ
3-3. すっきりとした味わいの「加賀棒茶 玄米甘酒」もオススメ
4. まとめ
1.玄米甘酒とは
甘酒を飲んだことがあっても、「玄米甘酒は飲んだことがない」という方も、「もう玄米甘酒は飲んだことがある(いつも飲んでいるよ!)」という方にも。まず、玄米甘酒とはどんなものなのかについてご紹介していきましょう。
1-1.原材料が玄米・米糀で作られた甘酒で、食物繊維と必須アミノ酸に特長あり
「玄米甘酒」は原材料が玄米・米糀のみで作られた甘酒で、糀由来の自然な甘さが特長です。酒粕や砂糖は使いません。ヤマト醤油味噌の玄米甘酒は、国産の玄米・米糀のみを使用しており、自然な甘みと、とろりとしたコクのある口当たりが魅力です。
ヤマトの玄米甘酒は、一般的な白米甘酒に比べて繊維が約5倍、必須アミノ酸もすべてが摂れるドリンクになっています。
1-2.酒粕(かす)を使わず米糀でつくる甘酒
そもそも甘酒には「酒粕(かす)由来のもの」と「糀由来のもの」の2種類あり、この文中では酒粕甘酒と糀甘酒と呼び分けていますよ。
酒粕甘酒は、日本酒を作った際にできる酒粕を、お湯に溶かして出来上がります。酒粕甘酒は、飲みやすくするためにお砂糖を加えています。酒粕にはアルコールも含まれているので、酒粕甘酒にも1%程度ですがアルコールが含まれます
糀甘酒は、蒸したり炊いたりしたお米と米糀を混ぜて発酵させて作ります。発酵によってお米のデンプン質が分解されてブドウ糖に変わる(糖化)ため、お砂糖を加えなくても自然な甘さがでてくるのです。
ヤマト醤油味噌の「玄米甘酒」はこの後者の糀甘酒で、白米をつかわず、玄米を使ったものです。酒粕甘酒と違ってノンアルコールのため、妊娠中の方やお酒に弱い方・ドライバーでも安心ですし、朝ごはんのときから飲めるのも魅力的。また砂糖やみりんの代わりに、料理やお菓子作りの甘味付けに使うこともできますよ。
2.そもそも玄米の良さって何?健康にいいの?
白米を使った一般的な糀甘酒と比べて、玄米甘酒ならではの良さはどこにあるのでしょうか。そもそも「玄米は良い」とよく聞きますが、何が玄米の良さなのでしょうか。ここでは「玄米」の特長についてご紹介し、玄米甘酒の魅力について探っていきましょう。
2-1.玄米の食物繊維は白米の約6倍!各種ビタミンも
「玄米」は、収穫した稲の籾殻(もみがら)のみを除いた、精米されていないお米のことを指します。玄米を精米して「胚芽(はいが)」、「糠層(ぬかそう)」を削り取って「胚乳(はいにゅう)」のみにした状態が「白米」。
玄米の食物繊維は白米の約6倍、ビタミンEは約12倍、ミネラル分のマグネシウムは約5倍も含まれるんです。食物繊維は大腸の善玉菌のエサにもなりますし、不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収して膨らみ、腸のぜん動運動を活発にしてくれます。玄米に多く含まれるビタミンEには抗酸化作用があります。日々を健やかに過ごしたいなら、ぜひ摂り入れたい栄養素ばかりです。
2-2.玄米はどんな味?
玄米を敬遠されている方もいらっしゃいますね。「玄米はボソボソしている」、「硬くて食べづらい」というイメージを持っている方も多いかもしれません。でも、玄米は上手に炊くと、ボソボソ感もなく、もっちりとした食感で、白米には無い「香ばしさ」があって、噛めば噛むほど旨味が出てきますよ!
ヤマト醤油味噌では、もっちもちの「寝かせ玄米(R)」ご飯をオススメしています。東京の蔵前の「結わえる」代表の荻野さんから、上手な炊き方を教わりました。発酵食美人食堂(R)でも人気の玄米ごはんです。
玄米はあまり噛まずに飲み込んでしまうと胃腸に負担がかかってしまうことも。一口30回以上噛むことを意識して、白米の時以上によく噛んで召し上がってくださいね。
ちなみに、ヤマト醤油味噌でも寝かせ玄米の炊き方教室を実施していますので、日常的に玄米を召し上がりたい方には、ぜひオススメの講座です。(ヤマト・糀部の活動予定へ>>)
2-3. 玄米甘酒が目指していること。
穀物の栄養価に富む糠(ぬか)を取り除いてしまうのは、ある意味ではもったいなく、長い人類の歴史からすればむしろ例外的なのかもしれません。穀物をまるごと食べることは、廃棄するような無駄もなく、栄養学的には理にかなっているのでは?
玄米は、白米よりもよく噛んで、消化を良くする必要がありますね。また、「いくら玄米ご飯が美味しくても、毎日炊き続けるのは大変」と思われる方も、多くいらっしゃると思います。
そうだ!!そこで、「発酵」という先人の知恵が活きるのでは?と思ったのです。麹菌は、世界で最も効率よく大量の消化酵素を出してくれる発酵菌です。ヒトが一生懸命、噛む働き、消化しやすく細かく分解する役割を、麹菌が代わりに担ってくれます。
そこで、ヤマトでは「玄米甘酒」を、毎日の健康的な食生活のお役に立ちたい!!と思って作りました。フタを開けてグラスに注ぐだけで、毎日手軽に玄米の栄養をまるごと摂ることができる!!お料理に時間がとれない忙しい方にこそ、糀の発酵食品をつくる先人の知恵でお役に立てたら!!
実は糀にも様々な種類があって、ヤマトの糀は特に玄米の表面のタンパク質を分解して、多くの「必須アミノ酸」を生み出すのが得意なんです。白米で作られた糀甘酒や酒粕甘酒と比べても、その差は歴然。
添加物や保存料は使わずに、自然な甘みがある飲みやすい味わいを目指したので、ヤマトの玄米甘酒なら「穀物をまるごと、無駄なくいただく」そんなライフスタイルを、無理なく実践していただけるんじゃないかと思っています。
もちろん、いま当たり前に食べている白ご飯は、でんぷん質が豊富で甘く、どんなおかず(副菜)とも相性の良い優秀な主食ですから、大前提として、白ご飯は悪いものではありません。同じように、白米の甘酒も、すっきり甘く美味しく、悪いものではありませんが、ヤマト醤油味噌としては、「穀物まるごとを食べる良さ」を、日常にぜひ手軽に摂り入れていただけたら、と願って、玄米甘酒を作っています。
3.玄米甘酒のオススメの飲み方は、食事前に飲む&置き換えダイエットに
近年、「甘酒ダイエット」という言葉を聞きますが、誤解されがちなのは「甘酒を飲むと痩せる」ということ。甘酒を飲んで痩せることは一切科学的に証明されていません(断言!)
でも、当社の社員も実践している、オススメの飲み方がございますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
一言でいうと、「甘酒を飲むことで間食を控えられて、トータルで食欲のコントロールがしやすくなる」というものです。ここからは玄米甘酒がなぜ「ダイエット」に向いていると注目されているのか、その理由についてご紹介していきましょう。
3-1.玄米甘酒は腹持ちがいい&甘酒のカロリー
玄米甘酒をはじめ、甘酒を飲むと満腹感を感じるので、食事やおやつの前に飲むと食べる量を控えやすくなります。
これは甘酒にはブドウ糖が多く含まれているからで、体内の血糖値が上がることによって脳の満腹中枢が刺激され、食欲を抑えることができるというわけなのです。甘酒の良い飲み方としては、1回に100ml程度の量(小さなコップ1杯程)を、食前20分前に飲むというものです。20分程待つ間に適度な満腹感が湧いてきますので、その後の食事では、がっついて大量に食べるような「ドカ食い」を防ぐことができます。
玄米甘酒や甘酒自体のカロリーは、決して低いとは言えないので、美味しいからといってついつい飲みすぎないようにしてくださいね。目安として、1日あたり100~200mlが適量といえます。ちなみに甘酒のカロリーは以下の通りです。
【白米甘酒のカロリー】 = 100gあたり81kcal
【ヤマト醤油味噌の玄米甘酒のカロリー】 = 100gあたり113kcal
甘酒は飲むと適度な満腹感を得られます。無理なく食事・おやつの量を調節したい!!食欲をうまくコントロールしたい!!そんなときの助けには、必須アミノ酸や食物繊維を飲むだけで摂れる玄米甘酒がぴったり。「食前20分前の玄米甘酒」をぜひ覚えておいてください。
3-2.ヤマトの玄米甘酒のアレンジレシピ
玄米甘酒は、添加物も保存料も使わず、毎日飲んでも飽きないようなスタンダードな味を目指していますが、たまにアレンジするのも楽しめます。ヤマトの玄米甘酒を使ったアレンジドリンクのレシピをご紹介いたします。
【玄米甘酒の抹茶ラテ】
(材料)
玄米甘酒…100ml
無調整豆乳…100ml
塩糀…小さじ½
抹茶パウダー…小さじ1
水…50ml
(作り方)
すべての材料をボールに入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせて完成です。
しっかり密閉できるタッパーやシェーカーを使ってシャカシャカ振ってもOKですよ。
塩糀を加えることで、分解する消化酵素の働きがプラスされます。豆乳特有の青臭さがやわらぎ、まろやかな味わいになりますよ。
【玄米甘酒の豆乳割り】
玄米甘酒と豆乳を1:1で割って完成(ホットでもオススメ)
【玄米甘酒ラッシー】
玄米甘酒と無糖ヨーグルトを1:1で混ぜてできあがり
(甘酸っぱくてラッシーのような仕上がりになります)
【玄米甘酒ココア】
(材料)
玄米甘酒…100ml
ココア(無加糖)…小さじ1
(作り方)
材料をミキサーでよく混ぜ合わせた後、500Wの電子レンジで約1分、または小鍋でフツフツと全体があたたまる程度に加熱してできあがり
3-3.すっきりとした味わいの「加賀棒茶 玄米甘酒」もオススメ
男性に特に好まれる玄米甘酒として、「加賀棒茶 玄米甘酒」が人気です。地元の製茶店の協力のもと、玄米甘酒と相性のいい厳選した茶葉(焙煎した茶の茎)を使用しています。甘酒の自然な甘みに加えて、茶葉の豊かな香りと渋みが合わさっており、甘いものが苦手な方にも親しまれています。
4.まとめ
玄米甘酒は、原材料に玄米・米糀のみを使ったノンアルコールの甘酒です。
玄米は栄養の多い「胚芽」・「糠層」が付いたままの状態なので、白米に比べて食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富です。
「玄米甘酒」は、玄米の食物繊維などの他にも、発酵で作られたブドウ糖や必須アミノ酸が豊富に含まれるので、ドリンクとして飲むことで自然に栄養価を補給できます。
甘酒を飲むだけでは痩せません!(断言)でも飲むときのオススメタイミングがあります。それは「食前20分前にグラス1杯100ml程度の玄米甘酒」です。適度な満腹感を感じられるので、食事やおやつの前に飲むと食べる量を控えられ、トータルの食生活改善が図れますよ。
特に玄米甘酒なら食物繊維や必須アミノ酸の点で白米甘酒よりも優れているので、ダイエット中の栄養をカバーする面でもオススメ。ただし甘酒自体のカロリーは、決して低いとは言えないので、美味しいからといってついつい飲みすぎないように注意してください。
ぜひとも毎日の生活に玄米甘酒を取り入れて、食生活に磨きをかけてみませんか?
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発酵食美人調味料
SHOP MANAGER
店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。
修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。
以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。
その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。
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