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2021.08.25
【夏飲む甘酒】なぜ夏にいいの?あまざけ博士が伝える夏の甘酒のススメ
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【夏飲む甘酒】
なぜ夏にいいの?
あまざけ博士が伝える
夏の甘酒のススメ

「甘酒」は江戸時代には
夏バテ予防に飲まれていたのはご存じですか?
冬に飲むイメージの強い甘酒ですが、
どうして夏に飲むとよいのでしょうか。

伝統的な糀甘酒や玄米甘酒の
抗酸化機能を明らかにした
「あまざけ博士(工学博士)」こと
山本晋平 工場長と、
日々甘酒の製造に励む宮崎 佑さんに、
夏の甘酒がどうしていいのか
訊いてきました。

お手元に甘酒を用意して一杯飲みつつ、
ごゆるりとご覧くださいませ。

後半の【レシピ紹介】では、
暑い日にもぴったりの
爽やかな甘酒の飲み方も提案いたします。

※この記事は
金沢ヤマト醤油味噌がお届けします。


もくじ

1.江戸っ子は「ホット甘酒」をふうふう飲んでいた

2.甘酒が飲む点滴とも呼ばれる理由

3.玄米甘酒と白米甘酒があるけれど?

4.糀の酵素は200種類以上もある!

5.手作りの甘酒がよい理由は酵素にあり!

6.食べ物やドリンクから酵素を補う発想

7.夏の甘酒レシピ

8.まとめ


1.江戸っ子は
「ホット甘酒」を
ふうふう飲んでいた

(山本晋平)「江戸時代は、
甘酒売りが全国にいて、夏に盛んに
栄養豊富な甘酒を飲んでいたといいます。

江戸っ子は、わざと甘酒を熱くして、
汗をかいて飲んでいました。
エアコンがまだない時代のこと、
汗をかくことで逆に涼むというような
暑気払いをしていたんですね。
その名残で、
おすすめの季節は夏となっています。

今は冷たいものしか飲まないけど
本当は、夏場は温かいお茶や
味噌汁を飲む方が身体にはいいです。

キンキンに冷やしたビールを飲んでいる
場合じゃないかも(笑)

私は、暑い時期の方が
甘酒をつくるための温度調整を
苦労せずにでき、
作りやすかったのかなとも思います。

冬は温度調節も、
薪を焚かなければいけないので
難しかったのではと、
勝手な想像をしています。」

2.甘酒が飲む点滴とも呼ばれる理由

(宮崎 佑)「こんにちは!
甘酒の仕込みを担当している、宮崎 佑です。
工場長のもと、
甘酒を作ってこれで9年になります。

糀の甘酒は、ブドウ糖やアミノ酸が豊富で、
その成分が良く似ていることから
“飲む点滴”と言われることもあります。

食事がなかなか喉を通らないような
暑いときでも、ドリンクなら
召し上がっていただきやすいと思って
日々甘酒の仕込みをしています。」

3.玄米甘酒と白米甘酒があるけれど?

(山本晋平)ヤマトの”玄米甘酒”には、
実は白米甘酒にない成分が多いんです。

その元になるのが糠(ぬか)です。

成分値としては、
ポリフェノールやフェルラ酸が
結構入っているので、
それを酵素が切り出して
抗酸化性(※)が高くなります。

(※細胞老化の原因物質の活性酸素を
抑えるはたらき)

必須アミノ酸
白米甘酒よりも多く出てきます。」

(宮崎 佑)「当店の玄米甘酒は、
開発した当初は、
玄米の糠の粒子が大きかったせいか、
舌の上でざらざらと感じられて不評で。

今は、
飲みやすくなるよう工夫を重ねて、
クリーミーでトロトロした

玄米甘酒に進化してきました。

もともと糀甘酒には米粒が残っていますが、
当店の「玄米甘酒」は、
なめらかな飲み口にするために
すべてすりつぶしています。

この甘酒で、皆さんに暑い夏も
元気に乗り越えていただきたいです!

4.糀の酵素は200種類以上もある!

(山本晋平)「糀の酵素(※)は、
ものすごく多くて、
一般的には約200種類以上あります。

(※酵素とは、
さまざまな成分を小さく分解してくれる、
見えないくらい小さなハサミのようなもの
ヒトが食べ物を吸収するために
大活躍してくれるのがこの酵素です。)

糀の酵素ってすごいものです。
糀の酵素が玄米の成分を
小さく分解してくれるので、
玄米のまま、糠(ぬか)のまま食べるよりも
吸収しやすく、
人の役に立つ成分が多く含まれてきます。

玄米甘酒490mlは、
特に甘味を出す
アミラーゼという酵素を活用しています。
プロテアーゼという酵素も多いので、
玄米甘酒の成分には、
アミノ酸もかなり出てきますね。

もう一つの、
生玄米甘酒 一日一糀140mlは、
低温殺菌により酵素も活かしたままで
商品化したのが特徴ですし、
さらにわざとクエン酸の酸味
出すようにして、
さっぱりとした味わいを目指した
発酵をしています。」


5.手作りの甘酒がよい理由は酵素にあり!

(山本晋平)「酵素を食べ物から摂るのは、
からだのために良いと考えられています。
一生のうちに体内で作られる酵素には
上限が決まっている「酵素寿命説」
が正しいとしたら、
食品から消化酵素を摂取すると、
体内の酵素を温存することに繋がり、
長生きできるとも考えられます。

手作りの甘酒には、
糀がつくった『酵素(こうそ)』が
たっぷり含まれています。
実は、
「一日一糀」では
この手作り甘酒の良さをお届けしたい
と思っていて、
酵素を活きたままで
商品化することに成功しました。」

(宮崎 佑)お野菜を漬けた糠漬けや
味噌漬け、焼き魚に添える大根おろしなど、
伝統的な和食の中にも

食品由来の酵素がたっぷり含まれていますよ。

ヤマトでの商品開発は、
こうした先人の知恵に基づくことが多いです。」


6.食べ物やドリンクから酵素を補う発想

(宮崎 佑)「食事の中でも、
手軽に飲めるドリンクで酵素を補う
ことができたら最高だと思って、
甘酒をつくっています!

ただ、糀の酵素は
高温で簡単に壊れてしまうんです。
だから、温度管理には
細心の注意を払っています。
一日一糀は、
できるだけ低温殺菌を心がけて、
最高の品質を届けたい
と思ってつくっています。

さらに、
「一日一糀」は、
麹菌の中でも、
糀自体が酸っぱい味を出してくれる
種類を選びました。
これは、
疲労回復にも良いとされる
クエン酸の酸っぱさです。 

夏はさっぱり飲みたいですからね。
僕のおすすめは
「一日一糀」の炭酸割り。
1:1目安に炭酸で割って飲むと、
このクエン酸の酸味が心地よく、

美味しいです。

クエン酸は
疲労回復によいとされていますので、
ぜひ、
疲れを感じやすい夏後半戦には、
ヤマトの甘酒で
夏バテを吹き飛ばしてほしいです!


7.夏の甘酒レシピ

(宮崎 佑)「糀部のレシピから、
パインラッシーをご紹介します。
南国の味わいがあれば、
暑さも夏らしいものとして楽しめそうです。」

(山本晋平)「皆さんも、
ぜひ私たちの甘酒を召し上がってみてください。」

玄米甘酒のパインラッシー

◆材料(4人分)
玄米甘酒     150cc
パイナップル   200g
牛乳       100cc
ヨーグルト(無糖) 50g
アガベシロップ お好みで

<飾り用>
ミントの葉 4枚 
飾り用パイナップル 4切

◆作り方
1. パイナップルは、
ミキサーにかけやすいように
粗目にカットしておく。

2. 飾り用以外の
すべての材料を合わせて
ミキサーにかける。

3. 器に入れ、
最後にミントの葉と
飾り用のパイナップルを添える。

Point1
凍らせてシャーベット、
牛乳を生クリームに置き換えて
アイスクリーム風にアレンジする
のもおすすめです。

Point2
牛乳半量をココナツミルク(無添加)に
置き換えるのもオススメです!


8.まとめ

あまざけ博士こと山本晋平工場長から
「夏の甘酒のススメ」でした。

甘酒は200種類以上の
糀の酵素が働いて出来上がった
発酵食品で、
江戸時代から夏バテ防止のために

飲まれてきた歴史があります。

甘酒は、
その主成分がブドウ糖で
各種ビタミンや必須アミノ酸を含むため
“飲む点滴”とも言われて重宝されています。

玄米をつかった甘酒と
白米をつかった甘酒の違いは、
糠(ぬか)の有無です。
ポリフェノールや
フェルラ酸があることで
抗酸化作用が高まっています。
ヤマトの玄米甘酒の場合、
玄米特有のざらざらした食感も、
粒を丁寧にすりつぶすことで
トロリとした食感に変わりました。

伝統的な日本食では、
食べ物や飲み物から酵素を補ってきました。
糠漬けなどのお漬物や味噌、
手作り甘酒など発酵食品は、
まさに知恵の結晶。

ヤマト醤油味噌では、
こうした先人の食生活の知恵を
活かしたものづくりを行っています。

夏にぴったりな甘酒は、
フルーツとの相性も抜群。

今回はパイナップルをつかったレシピを
ご紹介しましたが、
いかがでしたか?
他にもいろんなアレンジが楽しめますので、
詳しくは商品ページでもご覧ください。

甘酒で夏の暑さ、
残暑疲れも吹き飛ばしましょう。



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店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。 修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。 以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。 その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。

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