記事更新日 2020年7月17日
【夏こそ甘酒で元気に】甘酒が『飲む点滴』と言われる理由と効果。玄米甘酒のアレンジレシピもご紹介!
「暑さで食欲が落ちたり、胃腸の調子が悪かったり・・・今年も夏バテかも・・・」
そんな方にこそおすすめしたいドリンクが、夏の甘酒です。
飲む点滴と呼ばれる理由や、玄米甘酒を使ったレシピもご紹介します!
甘酒が飲む点滴と呼ばれる理由
甘酒の成分の約20%はブドウ糖。
脳が唯一エネルギー源にできる成分がブドウ糖で、脳が活発に働くために欠かせない栄養素です。小腸から吸収され、肝臓や血液に入り速やかにエネルギーとして活用されますので、体力回復にぴったりです。
点滴にはブドウ糖が含まれますので、成分や体力回復効果を指して、「飲む点滴」という呼び名が付きました。
甘酒には、ブドウ糖以外にオリゴ糖や各種ミネラル、ビタミンB1、B2、B6、微量の食物繊維を含みます。
酒粕甘酒は日本酒の原料の搾りかすを利用するため微量のアルコールが入っていますが、米麹甘酒はそのほとんどがノンアルコール。
ですから甘酒を朝飲めば、眠っている間に脳によって消費されたエネルギーを簡単に回復できます。
甘酒が飲む点滴と呼ばれる理由はご理解いただけたでしょうか?
自然な甘みでおいしく健康管理ができると、いま海外でも注目されています。
エアコンも冷蔵庫も無い時代、夏の栄養ドリンク=甘酒
そもそも甘酒には2つのタイプがあることはご存じでしたか。
酒粕にお砂糖を加えてお湯で溶く酒粕甘酒と、米麹(こめこうじ)でお米を糖化させる麹甘酒の2つです。
酒粕甘酒が一般化したのは大正期以降と言われていますので、俳句に登場するほど親しまれていた江戸時代の甘酒は、後者の米麹甘酒でした。
そこで、この文章では「甘酒」と言えば「米麹甘酒」のことを指します。
余談になりますが、米麹を一文字で表現できるのが和製漢字の「糀(こうじ)」です。
私たちヤマトでは、米麹を意味するときは「糀」の文字を使い、麦や大豆などの穀物を使うときは「麹」と分けてご案内しています。
さて、蒸した米に糀を加え、ほんの一晩の発酵で味わい深く完成する甘酒は、「一夜酒(ひとよさけ)」とも呼ばれていました。
平安時代には貴族に伝わり、室町時代には庶民にも広がっていったようです。
どうして砂糖も入れないのに甘くなるのかと言うと、お米に含まれるデンプン質が、麹菌の出す酵素(こうそ)によって分解され、ブドウ糖に変わるからです。
甘酒を一度でも召し上がったことのある方は、「砂糖無しなんて信じられない!」くらい甘さが出てくるのはご存じのはず。自然の持つ働きには驚くばかりです。
江戸時代には、夏になると甘酒売りが街中を売り歩き、気軽に甘酒が飲める茶屋もあったそうです。
いまのようにエアコンも冷蔵庫も無かった時代、夏の暑さが体力を奪い、亡くなる方も多かったといいます。
そこで過酷な季節を乗り切るため、甘酒が盛んに飲まれていました。
甘酒が滋養豊富であることは多くの人たちに知られており、体力回復に良いとされ、俳句に詠まれるまでになりました。夏の季語に「甘酒」があるのは、この名残なのです。
現代では、大晦日や元旦に神社で酒粕甘酒が振舞われたり、温めて冬に飲まれたりすることが一般化しましたから、「夏に甘酒?」と意外に感じるかもしれませんが、体力の低下しがちな夏こそ栄養豊富なドリンクを飲むのはとても理にかなっています。
白米の甘酒とこんなに違う!?玄米甘酒のアミノ酸スコア
疲労回復や夏バテを予防したいときに役に立つ栄養素と言えばアミノ酸。
特に「必須アミノ酸」は体づくりに欠かせない注目の栄養素で、最近は多くの方がご存じと思います。
私たちが「おいしい」とか「旨みがある」と感じるのは、食べ物にこのアミノ酸が含まれているからです。
米麹甘酒の中でも、玄米甘酒は白米甘酒と比較してアミノ酸含有量が高いという分析結果が出ています。
ヤマトの玄米甘酒の分析結果では白米甘酒より高いというだけではなく、市販のアミノ酸入りスポーツドリンク、もしくは種類の中ではそれを超えるほど。
実際に、ヨガやマラソン、ロードバイクの愛好者の方々にも愛用されているのがヤマトの玄米甘酒です。
玄米甘酒は白米甘酒と比べて食物繊維も多いのが、もう一つの違いです。
玄米甘酒100mlあたり2.1gと、白米甘酒の約5倍も含まれています。
最近の研究情報では食物繊維はお通じを助ける働きのみならず、私たちの体の中に住んでいる善玉菌たちの大好物として分解されて、オリゴ糖や各種の短鎖脂肪酸などを作り出す元になると言われています。
ヤマトでは食物繊維と発酵食品こそが大切だと考えて、玄米や大麦など食物繊維の多い食材で甘酒を作っています。
夏におすすめ!甘酒アレンジ
甘酒は、きりっと冷やして飲むのも、温めて飲むのも両方楽しめますが、「混ぜて飲む」方法もおすすめしたいと思います。レシピをいくつかご紹介します。
甘酒の持つ自然な甘みは、砂糖やはちみつの甘さの置き換えに使っていただくことも出来ますよ♪
ヤマト醤油味噌では、普段から「砂糖の代わりに玄米甘酒」をおすすめしています。
今回はスムージーやラッシー、冷製スープなど、果物・野菜と合わせて、より栄養素たっぷりなレシピをご紹介します。
(豆乳を使ったレシピをでご紹介していますが、牛乳でもOKです。)
玄米甘酒とヨーグルトのラッシー(2杯分)
ヨーグルト100gとレモン果汁2~4滴、豆乳100ml、玄米甘酒100mlをよく混ぜれば出来上がり。
玄米甘酒ココア(2杯分)
鍋にバター6gを入れて火にかけ溶かす。
そこにココアパウダー10gを入れてよくかき混ぜる。
水160mを加え混ぜ、玄米甘酒180mlを入れ混ぜて出来上がり。
ブルーベリーとバナナと玄米甘酒スムージー(2杯分)
ブルーベリー150g、バナナ1/4本、豆乳100ml、玄米甘酒100mlをミキサーにかけて
よく混ざったら出来上がり。
玄米甘酒とトマトの冷製スープ(2杯分)
トマトジュース(無塩)150mlと玄米甘酒150ml、塩糀小さじ1杯をよく混ぜて出来上がり。お好みで、仕上げに粗挽きの黒こしょうを振りかけるのもおすすめです。
「もう1杯♪」甘酒青汁(2杯分)
市販の青汁出来上がり200ccと、大麦甘酒200ccをよく混ぜれば出来上がり。
青汁はメーカーさんによって味わいが異なりますが、大麦若葉を使っている青汁などポピュラーなタイプから、苦みの強いタイプまで、意外と何でも相性が良いのです。
どのレシピも、甘酒と野菜・果物を混ぜたあとは、清潔な容器に入れて冷蔵保存で1~2日のうちにお召し上がりください。
※甘酒そのものは瓶を開封してからは冷蔵保存で1週間以内を目安に、お早めに使い切るのがポイントです。
まとめ | 夏こそ注目の甘酒!
甘酒は夏にこそ良いというお話しでした。
エアコンも冷蔵庫も無い時代から、夏バテ防止に好まれてきました。
米麹(こめこうじ)により米のデンプン質がブドウ糖に変わりますから、飲むと速やかにエネルギー源となり、体力の低下を防ぐことが期待できたからです。
当時はそのような仕組みは明らかになっていませんでしたが、「甘酒を飲むと元気になる」ということは、感覚で理解できたのでしょうね。
白米甘酒と玄米甘酒のアミノ酸スコアの比較や、甘酒を使ったレシピもご紹介しました。
ぜひ今年の夏を、甘酒で元気に乗り切って頂きたいと思っています。
日本初の甘酒博士がつくる ヤマトの甘酒ラインナップ
-
- 食物繊維たっぷり!
- 大麦甘酒
-
- 焙じた茶葉の豊かな香り
- 加賀棒茶 玄米甘酒
-
- 毎日飲みたい優しい甘さ
- 玄米甘酒
-
- こだわりの有機栽培原料
- 有機玄米甘酒
-
- 酵素が活きた生玄米甘酒
- 一日一糀
-
- 紫黒米とハトムギをブレンド
- 紫の一日一糀
甘酒習慣にお得なまとめ買い
-
- 大麦甘酒12本セット
- 送料無料のお得なセット
-
- 玄米甘酒12本セット
- 送料込のお得なセット
-
- 生玄米甘酒オリジナル一日一糀30本セット
- 1日1本の置き換え1ヶ月分
-
- 生玄米甘酒紫の一日一糀30本セット
- 送料無料&3%OFFのお得なセット
あなたにおすすめの記事
商品を検索
発酵食美人調味料
SHOP MANAGER
店長:山本晴一
地元の酒造会社で修業を積んだのちに家業の「株式会社ヤマト醤油味噌」に入社。
修業時代の吟醸酒づくりにヒントを得た生の醤油「ひしほ醤油」を日本で初めて完成させた。
以来、フランスの三ツ星レストランをはじめ欧米の百貨店からも引き合いを受ける。
その後現在にいたるまで“あたらしい伝統食”を数々生み出している。
営業カレンダー
配送休み:土、日、祝日